操作性などに癖があるせいか、人気はイマイチですね。
でも、こいつにしかない利点がたくさんあります。

最大6MBのメモリー、50kHz対応など、スペック面は高機能です。特にステレオサンプルは12bit機ではTX16Wだけの利点です。
フィルターはかなり変。種類はやたら多いんですが、どれも癖のある効き方をする上、カットオフ周波数をあまり広くは可変出来ません。でもピンポイント的に使用するのであれば、面白い特性のフィルタがたくさんあります。ヘンなBPFとか。

純正のシステムははっきり言って完成度低いです。
私は、現在では無償公開されているNuEdge Development製のTyphoon2000というOSを使用しています。純正OSよりシンプルな上、高機能です。
効きのしっかりしたフィルターも追加されており、豊富なモジュレーションが装備され、複雑なコントロールやエディットが可能です。
これを入れたら、機能面では12bit最強でしょう。

サウンドは低レートのジャリっとした質感や、コンプ感があってガッツが出るA/D・D/Aなど、なかなかの感じです。
ところで、これ50kHzで録っても、30kHzとほとんど音変わんないんですよ。