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YAMAHA TX16Wメモリー増設改造 当サイトにある改造・修理は、ここのお決まりに同意出来る人だけ読んだり実行したりしくださいまし TX16Wはメモリが最大6MBまで積めるのがメリットですが、増設メモリは残念ながら現在では入手困難です。 というわけで増設メモリを自分で作ってしまいましょう。 ちなみに、ちょっと難易度高いです。ハンダ慣れしてない人は大変かもしれません。 頑張って下さい。 ・まずは1.5MB→4.5MB 4MBの72pin SIMMをTXのメモリカード(EMM15)にハンダ付けすることによって3MB分の増設が可能になります。1枚を3枚分のメモリーカードとして認識させることができるわけです。 基本的にはここにあるやつのアレンジ(というかほぼパクリ)です。オリジナル作者に感謝! 用意するもの 材料 ・72pin 4MB SIMM(パリティ無し) SIMMはメモリチップが8個載ったやつを選びましょう。。9個とかそれ以上のヤツはペケ。メモリチップの型番に"4400"やそれっぽい数字が書かれてるヤツが成功率が高いです NGを引いた時のためや、後で触れる6M改造のために予備を数枚確保しておくといいです。 ・配線材 配線数が多いので、混乱しないように出来るだけ多い色数の配線材を用意しましょう。 配線の取り回しが複雑なので、ラッピングワイヤーなどの極細線は使い難いと思います(すぐ切れる) 店にあるヨリ線の一番細いタイプを買うのが良いと思います。 ・ハンダ 粗悪品じゃなきゃ普通のでOK。細いのが作業しやすいです。 ・インラインソケット という名前で良かったっけ?こんなヤツ。ひとつづつ割って使えるソケット。メモリ端子のピンに差して使います。深さのあるヤツを。 ・熱収縮チューブ インラインソケットと配線材のハンダ部分を被服するのに使います。適当な太さのヤツを。 工具 ・ニッパー 細かいところを作業するので、良く切れるヤツを。 ・半田ごて 先が細いヤツがいいです。ワット数はそんなになくて大丈夫。 ・ルーペ 端子が細かいのでチェックに必須。 ・ハンダ吸い取り線 ピン間が狭いのでミス修正に必須。 ・厚手の両面テープ 文具屋やホームセンターで「超強力タイプ」として売ってるヤツ。薄手のはペケ。 まずは完成図を。(これは後に述べる6MB改造を追加したものです) こんな感じでSIMMをEMM15にハンダ付けしてやって、テープで張り合わせます。 配線図 (プリントアウト用はこっち)
図左列はSIMMのピン。2+3などとあるところは、二つ以上の端子をハンダでブリッジしてハンダ付けします。SIMMのピン番号はピン両端に1番と72番がプリントされているのでそれを見て下さい。 図の中列はEMM15の端子。〜pinとあるところはコネクタ部分と基板のハンダ付け部分から配線します。ピン番号は以下。 "R-〜"とあるところは基板上のチップ抵抗の端子から配線します。チップ抵抗の番号は基板上にプリントされています。 両端のうち、片方は基板上のHC244というICに繋がってますが、その「反対」の側にハンダ付けしてください。 SIMMの34pinと44pinからの線は、EMM15ではなく、ソケットをつけて本体空きメモリスロットの7pinに差し込みます。 手順 ・SIMMのピン番号を間違えないように5ピンおきにマジックで目印をつけておきます。 ・配線材を各15cm位に切って、先にSIMMの側を34pinと44pin以外のピンを配線してしまいます ・EMM15は19pin以上に集中的にハンダ付けすることになりますので、これも解りやすいように19pinの横にマジックで目印の線を引いておきます ・下図くらいのゆとりで配線の長さを調整して、順番にハンダ付けをしていきます。配線図をプリントしてハンダ付けが完了した部分にチェックマークをつけていくと間違いが少なくなります。 下図ではメモリソケット部分から先にハンダ付けをしていますが、チップ抵抗部分から先にハンダしたほうがやりやすいかもしれません。 配線の上下関係はこんがらがらないように、上手く考えながらさばいてやって下さい。 ・SIMMのSIMMの34pinと44pin以外を配線し終わったのが下図 ・SIMMのSIMMの34pinと44pinはコネクタを付けてメモリの空きソケットの7pinに差すことになります。 ということで、7pinに届く長さの配線材をハンダ付けして、その先にはひとつだけ切り離したインラインソケットをハンダ付けしてください。 ハンダ部分はショートしないように、熱収縮チューブで被ってやって下さい。 上図のようににSIMMの穴を通すと良いです。 ・これで一応出来上がり。ショートが無いか、配線ミスがないか穴の開くほどチェックしてください。 ・いよいよテストです。TXのメモリソケットのうち1〜3番のどれかに改造したEMM15を差してやり(どこでも良いが3番目が差しやすい)、他のソケットの7番pinにSIMMの34pin/44pinからの線をそれぞれ差してやります。 (これは6MB化改造が終わった完成写真) (本体メモリスロットのピン配置) ※ここの7pinに刺すコネクタ、、結構接触不良になりやすい。7pinを軽く「く」の字状に折り曲げて抜けにくくするか、端子保護をあきらめて2連のソケット(当然片方はダミー)に熱収縮チューブ無しでハンダ付けするほうがいいかも。 ・通電して、きちんと4.5Mとして認識されているか確認。認識後はメモリ一杯までサンプリングをして出音に異常がないか何度もチェックしましょう。 ・動作に全く問題がなければ、(さらに6M化改造をしない人は)SIMMをEMM15に両面テープで貼り付けて固定しましょう。一枚では厚みが足りないので、数枚重ねると良いです。 ・もし不運にも動かない場合は、すぐ電源を切り、もう一度配線ミス・ハンダミスがないかチェック。肉眼で大丈夫だと思っても、ルーペで見るとハンダがくっ付いていたとか、結構あります。 全くミスがなければSIMMがNGの可能性もありますので、SIMMを別のに取り替えて配線しなおして見ましょう。 ※ここのオリジナル改造では使わないメモリチップを剥がしましょうとありますが、剥がさなくてもそのままでOKでした ・さらに4.5MB→6MB 8/27追記「ぎゃ〜6MB増設は設計ミスだ!」 いやね、4.5M化改造は大丈夫なんだけど、以下の6M化改造はその後使っていると、しばらく動かしていたら動作が不安定になり、そのうちハングすることが判明したんです。 あちゃ…、テストはちゃんとやったつもりだったのだが…、不安定な情報を載せて申し訳ないです…。 一応、資料的意味で下の記事は残しておくけど、このままやったらトラぶると思いますんで、その点ご承知を。 時間が出来たら、問題の解決に挑戦するつもりです。 ===追記終わり=== そしてフルメモリ化改造です。基本的には難しいことはなく、さらに並列に4MB SIMMをハンダ付けするだけです。1.5MBが2つ分増設できることになるので、そのうちの1.5MBだけを使ってやれば6MBメモリーの出来上がりとなります。 配線図(というには単純な図)
説明は手抜きします(笑) ・4.5MB化改造したSIMMの裏に(SIMMの裏表は導通しています)こんな感じで並列にハンダ付けしてやります。 その際34pinは配線ナシ、44pinは残りの本体メモリソケット7pinにコネクタを付けて差します。(34pinに配線して44pinを未使用でもOK) あらかじめ両面テープで固定してやり、スズメッキ線をつかってハンダ付けすればよいでしょう。 ・以下チェックは4.5MB化改造と同様に というわけで、興味のある方はぜひチャレンジしてみてください。 |
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