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暗くなったディスプレイのバックライトを修理しよう (S1000編)



当サイトにある改造・修理は、ここのお決まりに同意出来る人だけ読んだり実行したりしくださいまし

さらに脅し。
バックライトは200V以上の電圧使ってますから、電圧出てるところが人や機材に触れると悲惨なことになりますよ。
慎重にやれば難しくはないけど、覚悟と責任をもって、丁寧に安全に。



改造前。点灯してても暗いです。。



分解。ディスプレイが露出するまでバラします。
慣れてない人は、外したネジ類のメモを一つ一つ記録して作業すると良いです。(長さやサイズが何種類かあるからね)
A4くらいの紙の上に種類ごとに並べて、紙にどこのネジか書き込んでおくと楽。



外したディスプレイ。S1000の場合は液晶パネルの裏にEL板が差し込まれた形になっています。ELの端子もコネクタになっているのでハンダ無しで外せます。



買ってきたEL板を古いバックライトの発光面と同じサイズに切ります。切り口が甘いと発光に不具合が出ることもあるので、良く切れるカッターでスパっと切り落として下さい。




EL板の裏側はこうなってます。

このEL板の場合は、左側の2本ある白帯部分が電極です。ここにインバーターからの電圧をかけてやると光ります。
ここに端子となる電線を取り付けて、それをいままでバックライトが繋がっていたインバーター出力につなげば良いわけです。EL板は熱に弱いんで、ハンダづけは不可です。
EL板の裏面・側面はこの電圧(200V以上)でバリバリ電気通ってますんで、実装するには絶縁物で包んでやる必要があります。
EL板によって電極位置が違うんですが(購入したEL板のマニュアル参照)、こんな風に横に電極部分を横に出してレイアウトすると、端子の配線がしやすいです。

古いバックライトにつながっているビニール線を切り離し(出来るだけ線が長くなるように切る)、1cm程被服を剥きます。
新たに作るバックライトのEL板の電極部分にこのケーブルを接触させて固定することにします。
本体からの端子は極性はありませんので、どちらにどちらを繋いでもOKです。

で、端子の固定法(すまん。写真ナシ)

電極の上に被服をむいたビニール線を乗せます。この際、芯線はよじらないほうが良いです。広がって隣の電極に接触しないように注意。
で、その上にホットメルトを少し、一滴垂らします。そして冷えて固まる前に、ガムテープ(紙製)の背中でギュっと圧着してやります。(ガムテの背は剥離材が塗布されていて、くっつかなくて良いのです)
付属の銀テープで固定するより、こっちが絶対確実。

僕も最初は、フィルムや銀テープで貼り付けたけど、数ヶ月して接触不良になったのよね。結局再びバラしてホットメルトで固定しなおしました。
だから写真ないのよ。


端子を取り付けたEL板を、絶縁のためラミネートフィルムで包んでやります。

S1000はディスプレイが小さめなので、100円ショップ(キャンドゥ)で買った写真用フィルムがちょうど良いサイズでした。


撮影時にはラミネートフィルムの粘着力を使って電極と線材を固定したけど、後に接触不良になりました。見習わずホットメルト使いましょう。

(おまけに電極を鉄ペンでゴシゴシしすぎて、EL板を傷つけてしまった。とほほ。固着の際にこするのもあまりやらないほうが良いです)

この端子部分はじっくり目でチェックして、ちゃんと電極に線が乗っているか、隣の電極に触れていないかチェックしてください。
くどいですが、電圧高いですし、ショートなんかさせたら、悲惨なことになるはずです。


ラミネートフィルムの周囲を、以前のバックライトと同じ形に切り取ってやります。



インバーター端子に接続して動作試験。

ただし、インバーターからは200V以上の電圧出てますんで(しつこいけれど何度でも書く/笑)、不用意に触れると悲惨なことになります。
よっぽど自信のある人以外は、通電せずに一度ちゃんと組み立ててから、動作試験した方が良いです。
やり直しは面倒だけど、安全には換えられないです。

EL板の端の光が消えている部分は、端子部分をこすりすぎて傷つけたせいです。ちゃんと作れば全面光ります。

分解と逆の手順で組み立てて完成。綺麗に光ってます。


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