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暗くなったディスプレイのバックライトを修理しよう 当サイトにある改造・修理は、ここのお決まりに同意出来る人だけ読んだり実行したりしくださいまし さらに脅し。 バックライトは200V以上の電圧使ってますから、電圧出てるところが人や機材に触れると悲惨なことになります。 慎重にやれば難しくはないけど、覚悟と責任をもって、丁寧に安全に。 シンセのディスプレイのバックライトはEL板という面発光素子がよく使われています。 (80〜90年代の大きめのディスプレイのヤツはEL板使ってるのが多いです。もちろん別の方式のバックライトもある。) で、こいつはわりと劣化しやすい。多用していると、数年で暗くなってきます。 EL板は部品屋でわりと簡単に入手できます。こいつは面白い素子で、端子部分以外は自分で好きなサイズ・形に切って加工して使えます。 というわけで、暗くなったバックライトの交換をやってみましょう。 今回調理するのは、AKAI S1000とRoland S-750です。 「ぜんぜん『ローファイサンプラー』じゃないじゃん」とか言われそうですが、すまん。AKAI S950とかはまだ修理してないんですよ。手順は似たようなもんだから、これ参考にして上手くやってください。 用意するもの [材料] ・EL板 EL板は端子を取り付ける電極部分が2箇所あり、電極を切り離さない限り切断・分割をして、自由なサイズ・形で使えます。 一度マシンをバラしてバックライトのサイズを調べて、それより大きいサイズのものを入手してください。 私は共立エレショップの通販で買いました。 共立のは電極位置が選べるので、マシンに合わせた端子レイアウトができるものを買いましょう。(電極については後に詳しく写真付きで触れます) 複数台直したい人は、大き目のを買うと2つ3つに切り離して使えるのでおトクでしょう。その際も電極位置形状に注意。(電極を含まない状態で切り離されたピースは使えない) 共立のは、端子を取り付けてくれるサービス(有料)もあるようですが、自分でつけたほうが融通が効いてよいです。 発光色は各色ありますが、ブルーグリーンが一番明るくてよいです。他の色のは、これに色素を混ぜて色を付けてるらしい。当然その分だけ暗くなる。 発光させるためにはインバーターというパーツが要るんですが、ELバックライト付きの機材にはすでに搭載されてるので購入は不要。 ・ビニール線 EL版の端子に取り付けて使います。芯線が単芯じゃなくて、ヨリ線じゃないものを。 (機種によっては、それまでの端子のビニール線を流用すれば不要な場合もあります) ・ラミネートフィルム EL板の裏や側面は電気通すんで、絶縁しないとマシンがトンでもない事になります。透明粘着フィルムで包むのが良いです。 これは100円ショップのキャンドゥで買った写真用ラミネートフィルム。両面ラミネートが可能。バックライトが小さめのものには便利。貼り易い。 下のはビックカメラで買った書類用ラミネートフィルム。A4サイズ。大き目のバックライトにはこれ。 大きめの文房具屋なら「ピッチン」という商品名でロール状のものも入手できます。(図書館で使われている本の透明ラミネートはこれらしい) 透明カッティングシートも多分使える。 ・ホットメルト 端子の固着に使用。EL板付属の銀テープでも良いのだけど、着き辛いしすぐ剥がれて接触不良になりやすい。ホットメルト使った方が無難。 [工具] ドライバー、ビニール線を剥くニッパ。あと機種によってはラジオペンチ、ハンダごて、ハンダ吸い取り線が必要なこともあります。 以下、各機種ごとの作業方法へ。 S1000編へ S-750編へ |
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